2017年6月9日金曜日

対サウジ武器輸出はなぜ誤りか

トランプ米大統領がサウジアラビアとの間で合意した武器輸出は、イエメンで残虐な戦争を行っているサウジとの共犯関係を強めることになる。サウジは3年近くイエメンの内戦に介入し、犠牲者が出るのも構わず同国の大部分を破壊している。

米国のサウジへの武器輸出は、米国がアルカイダを倒す助けにならない。軍事介入はテロ対策には向かない。空爆は建物や兵器の破壊には効果を発揮しても、テロリストを殺すには不向きだ。テロの政治的動機に立ち向かう力はさらに乏しい。

サウジへの武器輸出は、外交よりも軍事的解決を優先させることにつながる。自分の考えを軍事力で押しつけることができると信じる国は、交渉する意欲を失う。武器輸出でサウジのタカ派は元気づき、イエメンなどで戦争をやり続けるだろう。

A. Trevor Thrall, Trump’s No Good Very Bad Arms Deal (2017.6.7, cato.org)

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