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インフレは税の一種です。しかも普通の税よりも悪質な税です。ところが、この事実はよく理解されていません。それどころか、多少のインフレはむしろ良いことだという嘘が、現在主流の国家主義的な、誤った経済学(ケインズ経済学)や、そこから派生した極端な説 (MMT=現代貨幣理論など) によっ...

2025-10-08

共和党の裏切り

共和党(GOP)はかつて「オバマケア(Affordable Care Act)」の廃止を公約に掲げてきたが、現状では、バイデン政権が導入したオバマケア補助金拡充措置(COVID救済の一環)は、共和党の反対をほとんど受けずに延長されようとしている。記事はこの「裏切り」を「オバマケア降伏」と呼び、共和党が政策的信念を放棄した証拠だと非難する。記事によれば、共和党内部では、オバマケア批判を続けるよりも、現状の補助金制度を温存しつつ、不法移民に補助金を与えさせないよう制約を設ける交渉に注力する構図になっている。かつてティーパーティー運動を支えた「廃止と置き換え(repeal & replace)」の思想は形骸化し、むしろオバマケアの恒久化を黙認する方向へと共和党政策が収斂してきたと論じられている。記事は、こうした動きの根底には、共和党が自由市場・医療選択権の概念を放棄したことがあると指摘し、真の改革には国家介入型制度を全体的に引き下げ、患者と医療提供者に選択と競争の自由を再び与える政策が必要だと主張する。
GOP Obamacare Surrender - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

著者ジェフリー・A・タッカーは、2020年以降のパンデミック対応、金融緩和、ワクチン政策等を、単なる政策の誤算ではなく、意図的かつ計画された「クーデター」的操作と主張する。多くの通貨が25~35%の価値下落を被ったのは、富の強制的移転であり、貧中層からエリート層・政府結託産業へ資産が流れたという。政策の根底には、政治勢力、産業部門、製薬産業の三重の動機が存在しており、それらが互いに補完し合いながら「世界を破壊し再設計する」構図を形成したと論じる。パンデミック前に準備されたシミュレーション(Event 201、Crimson Contagion など)をその根拠とし、これらは偶発的な訓練などではなく、事前策動された計画だったと断じる。著者は、現代世界におけるテクノロジー支配、製薬的支配、行政国家の集中を、この「クーデター」の持続・拡大形態と見なし、人々の認識変革と思想戦が最前線であると強調している。健康、自由、認知の領域がこの陰謀の対象であり、これに抗するには、ただリーダーを変えるだけでは不十分だと結論づける。
The Coup, the Calamity, and the Conspiracy - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

記事は、シオニスト勢力がイスラエルへの世界の好感度を宣伝・操作(プロパガンダ)で取り戻そうとしている試みを批判する。インフルエンサーやソーシャルメディア、ロビー活動を駆使し、「イスラエルは素晴らしい国だ」という物語を拡散しようとしているが、著者はそれが無意味だと断じる。人々は既にイスラエルの残虐行為やパレスチナ人への虐待の映像・報道を目撃し、記憶として持っているため、巧妙な言説でそれを帳消しにできるとは信じていない。宣伝は確かに心理的操作の手段ではあるが、それだけで真実を覆い隠す力はない。信頼を伴わなければプロパガンダは通じず、人々の認知と現実経験との矛盾は埋めがたい。記事は、イスラエルがこれまでのようなプロパガンダ戦略を頼りにしても、既に人々の目が開かれており、世界の意識を再び操ることは不可能だ、という結論を示す。
They Really Think They'll Be Able To Propagandize The World Into Liking Israel Again - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

著者テッド・ギャレン・カーペンターは、米国およびNATOがウクライナを支援する形態が、かつての代理戦争(プロキシ戦争)の暗黙のルールを破壊していると指摘する。たとえば、援助が単なる防衛兵器の供与ではなく、ウクライナ軍にロシア本土への長距離攻撃能力を付与し、ロシア国内への侵攻を助長する支援をしていることを挙げる。これにより、かつての「敵国本土への攻撃は禁止」という不文律が破られてしまったという。こうした行為は、代理戦争の枠組みを超えて、米国およびNATOが直接的にロシアと交戦する立場へと傾きつつあるとの懸念を呈する。著者は、こうしたエスカレーションを抑えず続ければ、核保有国ロシアとの全面戦争、すなわち第三次世界大戦への拡大リスクをはらむと論じ、米国はこの代理戦争を直ちに撤回・縮小すべきだと主張する。
US Now Violating Long-Standing Informal Proxy War Rules - Antiwar.com [LINK]

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