英コーンウォールで開いた主要7カ国首脳会議(G7サミット)は、途上国に10億回分の新型コロナワクチンを提供することで合意した。すでに各国が表明した寄付計画は約9億回に達する。2022年末までに全世界の人々にワクチンを行き渡らせ、コロナ危機の封じ込めを狙うという。
一方、G7サミットに合わせて記者会見した世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、2022年のG7サミットまでに「世界人口(約80億人)の少なくとも70%にワクチン接種することを目標にしなければならない」と述べた。110億回分のワクチンが必要だという。
思わず震えてしまう。G7やWHOの人道心に感動してではない。恐怖のためだ。
政府や国連はワクチンは安全だと強調し、メディアの多くはそれを拡声器のように広めているが、今回のワクチンが未知のリスクを抱えることは、公然の事実だ。
通常、ワクチンの実用化には膨大な時間がかかる。動物実験を経た後、三段階の治験をクリアしなくてはならない。各段階に最低でも半年から一年以上かけ、どんな副作用が起こるかを確認していく。全体では五~十年という期間で開発するのが普通だ。
しかし周知のとおり、今回のコロナワクチンはわずか一年にも満たない短期間で完成された。
異例のスピードで開発されたコロナワクチンについて、現代ビジネスは昨年10月の記事でそのリスクを指摘している。
記事中、新潟大学名誉教授で医学博士の岡田正彦はこうコメントする。「副反応の中には、長期間を経て現れるものもある。それこそ、発がん性があったとしても、短期間では判別できないのです。この状態でワクチンを承認して一般の健康な人に打つというのは、人体実験に近いと言えるでしょう。自分の家族にも、接種は勧められません」(強調は引用者)
コロナワクチンは、従来型のワクチンとまったく異なる、「遺伝子ワクチン」という仕組みだ。この点について、国立遺伝学研究所発生遺伝学研究室教授の川上浩一はこう解説している。「遺伝子ワクチンはこれまで承認された例はほとんどなく、未知の領域です。仕組み自体が未知のものなので、いきなり数億単位の人間に接種した場合、何が起きるのか、予測することができません」(同)
何が起きるかわからない未知のワクチンを、いきなり数億単位の人間に接種する。まさに「人体実験」としか言いようがない。
すでに日本国内で公式に報告されただけでも、接種後に196人が亡くなっている。政府はワクチンとの因果関係は不明としているが、因果関係が疑われることは否定していない。それなら少なくとも一時、接種を中止するのが安全上、当然の対応だろう。ところが驚くことに、何事もなかったかのように接種やその呼びかけは続いている。
G7首脳らやWHO事務局長も、副作用の警鐘に耳を貸さず、ワクチン接種を途上国に広げるという。地球規模の人体実験の結果が完全にわかる頃には、彼らは責任を問われる地位から退いているだろう。
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