市場原理が働けばバブルはいつかはじける。でも誰もそれを望まない。だからバブル崩壊を避けるために、市場経済は統制経済へと変質させられる。生産手段は形式的に民間が所有するものの、実際は政府と利益団体が価格や金利、賃金を統制する。これはナチスドイツの経済体制だ。
Why This Bubble Economy Keeps Going and Going | Mises Wire
不換紙幣制の下では、金本位制と異なり、中央銀行は商業銀行と連携し、貸出を増やすことで通貨供給量を増やす。所得や物価が低下すると、企業や家計、政府の過剰な借金があらわになる。政府はそれを防ぐために経済に介入を強める。不換紙幣制の行き着く先は政府権力の強化だ。
With Bailouts, Governments Are the Big Winners | Mises Wire
今の経済学によれば、インフレとは消費者物価で年2%以上の上昇をいう。だが通貨供給量の増加は消費財だけでなく、株式、債券、不動産など資産価格にも影響する。資産価格の上昇は消費財の値上がりと同じくお金の購買力を下げる。ドルもユーロも不換紙幣は購買力を失っていく。
Fed-Driven Asset Price Inflation Means You Can Now Buy Less House Than You Could Before | Mises Wire
中央銀行が、自分は健全な経済と金融市場の安定に責任があると人々に知らせると、投資家はこう考える。もし経済や金融市場が崩壊しかけたら、中央銀行が介入し、危機と闘ってくれるだろう、と。この考えは、投資家がさらなるリスクを取り、リスクを過小評価するよう仕向ける。
The Era of Boom and Bust Isn't Over | Mises Wire
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