米国では19世紀から20世紀初めまで、政府は経済恐慌に対しほぼ無関心で、むしろそのおかげで経済は回復した。一方、1930年代には政府・中央銀行が真剣に景気回復策を行うようになり、そのせいで、単なる株価暴落で済んだはずのものが、いつまでも終わらない大恐慌へ悪化した。
Keynesians on the Cause of, and Cure for, Depressions | Mises Wire
米国では1890年代から1920年代にかけての進歩主義時代に、独占の規制、製品の安全確保、労働条件の改善などを名目に、多くの経済規制が導入された。独占禁止法の制定、商務労働省や連邦取引委員会の創設などだ。それによって新規参入が制限され、生産が減り、物価が上昇した。
Are We on the Cusp of a New Progressive Era? | Mises Wire
欧州では淘汰するべき業界が支援策で助けられ、資金や政治力に乏しい多数の小企業が潰れる。革新的企業が成長できないのは、規制のせいで資金調達の80%(米国では30%未満)を銀行に依存することと無縁ではない。アップルやネットフリックスが銀行融資で成長できるはずがない。
Why the European Recovery Plan Will Likely Fail | Mises Wire
お金を刷って経済を成長させることはできない。中央銀行が無からお金を作り、それと交換で物を消費できるようになると、物が浪費され、商品の生産に必要な物が足りなくなる。その結果、商品の生産を妨げ、他の商品に対する需要を弱めてしまう。需要の裏付けとなるのは生産だ。
Savings Are Critical to a Prosperous Economy | Mises Wire
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