盗んでも使えないもの
米トランプ政権、中国が米国の知的財産権(intellectual property)を「盗んだ」と非難。しかしかりに何かを盗んだからといって、それをうまく使いこなせるとは限らない。そもそも中国政府はどうやって、盗む価値のある知的財産を取捨選択できるのか。中国の役人が経済音痴な他国の役人より賢いとなぜ言えるのか。
China's Alleged 'Intellectual Property' Theft Is Much Alarmism About Nothing | RealClearMarkets
偽りのポピュリズム
ポピュリストは、勤勉で重税にあえぐ中産階級の利益を代表する。トランプ米大統領はロシアや北朝鮮と平和を求める点ではポピュリストだが、保護貿易を進める点ではその正反対。保護主義は政府の力で物の値段を押し上げ、大衆を犠牲に政府と癒着した企業を潤す仕組みだからだ。
Fake Populism - LewRockwell
チリとベネズエラの明暗
ベネズエラが保護主義を採ってきた半面、チリは貿易障壁を劇的に引き下げた。1979年以来、チリ経済の特徴は中南米で最も低い関税率(10%)と非関税障壁がないこと。ベネズエラは貿易を規制し、国営企業の製品を無理やり国民に買わせる。会社設立の期間はチリの4倍以上かかる。
Capitalism: Why Chile Is So Much Richer than Venezuela | Mises Wire
貿易戦争の犠牲者
中国製品に関税をかけると、米国の消費者が購入する製品はいずれ値上がりする。米国民が中国製品を買うのは国産品より安いから。関税のせいで米国民は貧しくなる。中国製の部品に頼る米国の企業も代替品を探すのが難しい。25%のコスト上昇を自分でかぶるか消費者に転嫁する。
Trump's Senseless Trade War with China | Mises Wire
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