この記事は、トランプ政権によるベネズエラへの軍事介入を、かつてのイラク戦争と同様の「石油で戦争費用を自給自足できる」という誤った主張(嘘)に基づいていると批判する内容です。
以下に主なポイントを要約します。
1. 「自己資金調達」という繰り返される主張
トランプ大統領は、ニコラス・マドゥロ大統領の拘束後、「ベネズエラの石油資源が莫大であるため、今回の軍事作戦に米国民の税金は一切かからない」と主張しています。これは、2003年のイラク戦争時にポール・ウォルフォウィッツ国防副長官が行った「イラクは自国の再建費用を自ら賄える」という主張と酷似しています。
2. イラク戦争の教訓と現実のコスト
歴史を振り返ると、イラク戦争の費用は当初の見積もり(1,000億〜2,000億ドル)を大幅に上回り、実際には約2兆ドルに達しました。
インフラ破壊: 戦争による石油インフラの損害を過小評価していた。
長期的負担: 退役軍人の医療費、障害補償、借入金の利息など、戦後数十年にわたる巨額のコストが発生した。
3. ベネズエラ介入の現状と被害
2026年1月に行われたマドゥロ拘束作戦(150機以上の航空機を投入)は、短時間で終了したと発表されましたが、実態は悲惨なものでした。
死傷者: 少なくとも80人(民間人と軍人を含む)が死亡し、米兵も負傷。
物理的被害: 首都カラカスは爆撃により甚大な被害を受けた。
外交の失敗: 昨年、デルシー・ロドリゲス氏らが提案した「平和的な政権移行案」をトランプ政権は拒絶し、武力行使を選択した。
4. 今後の展望と政治的動き
マルコ・ルビオ国務長官は、次の標的としてキューバを示唆するなど、さらなる軍事行動の拡大を否定していません。これに対し、チャック・シューマー上院院内総務(民主党)ら議会側は、トランプ大統領の軍事キャンペーンを正式に阻止するための採決を行う構えを見せています。
戦争費用の比較(推定値と実績値)
| 項目 | 当初の予測 (イラク) | 実際のコスト (イラク) | ベネズエラへの懸念 |
| 直接費用 | 1,000億〜2,000億ドル | 約2兆ドル | インフラ破壊による石油収益の激減 |
| 主な要因 | 短期的な軍事費のみ | 長期占領、利息、退役軍人支援 | 債務による将来世代への負担 |
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