2020-09-29

アベノミクスの結末

日本は景気が後退し、公的債務は対GDPで200%を超え、企業活動はなお縮小している。日本はすでに失敗したアベノミクスを、今また必要とするだろう。金融緩和中毒から抜け出せないだろう。だが超拡張的な金融財政政策を採ってきた世界の他の国々も、同じ道をたどるだろう。

Abenomics: Big Debts with Nothing to Show for It | Mises Wire

コロナ感染症を受け米連銀が一段の金融緩和を進めたことで、バブルを生み、家計に大惨事を及ぼすのは避けられない。引退の近い中高年は資産をリスクの小さい債券や預貯金に移すが、利率がゼロ近くでは引退後、生活費の増大を賄えない。物価高が広がり、長引けば影響は深刻だ。

The Fed Promises More Dollar Destruction | Mises Wire

大幅なインフレの時代は、政治的な煽動により、国民が苦しむのは資本主義のせいだと信じさせやすい。価格規制や法人増税などの社会主義政策で問題を解決できると活動家は約束する。インフレ拡大策は、マルクス主義に感化された人々が市場経済を転覆するのに便利な道具だ。

Inflation as a Tool of the Radical Left | Mises Wire

俗説によれば、景気調整(景気後退)は世界の終わりのように怖いものだとされる。実際には、景気調整は怖くない。経済学的に見れば、希少な物的・人的資源が消費者の優先順位に応じて再配置される期間にすぎない。再配置を市場に任せれば、必ずより良い結果をもたらす。

Turning to Keynes in this Crisis Will Only Make Things Worse | Mises Wire

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