バイデン米政権に告発取り下げの圧力高まる中で
アンチウォー・ドット・コム
(2023年6月1日)
米連邦捜査局(FBI)が内部告発サイト、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏に対する調査を再開した。豪紙シドニー・モーニング・ヘラルド(SMH)と同エイジが1日報じた。
FBI Reopens Probe Into Julian Assange
— Antiwar.com (@Antiwarcom) June 1, 2023
The move comes as the Biden administration has come under more pressure to drop the charges against the WikiLeaks founder
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SMH紙の1面記事によると、FBIはアサンジ氏に対する立件を検討している。同氏は2019年、情報源から入手した機密文書を公開したところ、ジャーナリズムの通常の手法であるにもかかわらず、米国の戦争犯罪を暴露したとして米司法省から起訴された。
記事によると、FBIは先週、アサンジ氏の自伝のゴーストライターを務めたスコットランドの小説家、アンドリュー・オヘイガン氏に連絡を取ったという。オヘイガン氏は、報道活動を理由にアサンジ氏を投獄しようとする米国の動きに反対するとして、FBIの要請を拒否した。
「真実を語ったために追われるジャーナリスト仲間に不利な証言はしない。この皮肉な取り組みで米国の安全保障体制に何らかの形で加担するよう同意するくらいなら、喜んで刑務所に行く」とオヘイガン氏は述べた。
アサンジ氏の弁護団は、このFBIの要請に驚いた。同氏に対する告訴を取り下げるようバイデン米政権に圧力がかかる最中だからだ。オーストラリアの議員団は最近、駐豪米国大使と会談し、アサンジ氏を解放するよう米政府に要請した。同氏は起訴以来、英ロンドンのベルマーシュ刑務所に収容されている。
アサンジ氏のオーストラリア人弁護士であるスティーブン・ケニー氏はSMHに対し「捜査は続いているようだが、開始以来、経過した時間を考えると、異常だと思う」と述べた。
「ジュリアンが帰国できるような取り決めをしようと努力してきたのだから、これは懸念すべきことだと思う。FBIが汚名を晴らす証拠を集めようとしているとしたら、極めて異例だ」とケニー氏は付け加えた。
アサンジ氏の弟ガブリエル・シプトン氏は、米国がアサンジ氏に対する新たな起訴を求める可能性があるようだとし、アサンジ氏に対する「罪状がいかに弱いか」を認めたことになると述べた。
バイデン政権はアサンジ氏をめぐる米国内の圧力にもさらされている。ラシダ・トライブ議員(民主党、ミシガン州)を中心とする下院民主党のグループは最近、ガーランド司法長官に書簡を送り、起訴を取り下げるよう促した。
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