2021-07-06

よみがえる優生思想


メッセンジャーRNA(mRNA)コロナワクチンの接種は人間をモルモットとする臨床試験だ。ファイザー、モデルナ製のmRNAワクチンが遺伝子操作を使い、人での使用実績がないことは、ほとんど知られていない。緊急利用を口実に、米欧保健当局は通常の動物実験を放棄。製造会社は薬害訴訟を完全に免れる。

20世紀の米国では、優生思想に基づく強制不妊手術が広がった。それは「望ましくない」人口増を食い止める最も効果的な方法とみられていた。同世紀中、30以上の州で7万人近くが手術を強制された。多くは労働階級の女性で黒人、ラテン系、先住アメリカ人がとくに標的になった。

今、優生学は人口管理と呼び名を変えて堂々と議論されている。支持者はたいてい左翼、革新派、ポストモダン主義者、ネオマルクス主義者、グローバリスト、有力政治家だ。大学教授、科学者、技術官僚、医療当局者や、財団を通じて世界のリセットを試みるエリートが含まれる。

社会主義国は、人口の増減に対する規制を強制しなければ成り立たない。人口の規模が一定の水準より増えたり減ったりするのを防がなくてはならない。資本主義国と違い、生まれる人の数を衣食住の限度と調和させる動機が存在しないため、人口そのものを規制しなければならない。(経済学者、ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス)

社会とは種馬の牧場のように特定の種類の人間をつくる場所ではない。人の望ましい進化とそうでない進化を区別するもっともな基準はない。優生学者は犯罪者をなくしたいという。しかし犯罪者の基準は国の法律次第だし、社会的・政治的イデオロギーの変化によって変わっていく。(経済学者、ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス)

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