経済介入が失敗する理由
政治家が市場経済への介入を成功させるには、能力以上のことを知らなければならない。市場における知識は一カ所に固まっておらず、散らばり、一様でない。市場では多数の参加者が試行錯誤で誤りを正せるが、政治家は政策の誤りを認めるより、それを続けるほうがましと考える。
Ten Reasons Why Governments Fail | Mises Wire
政府は短期志向
株主が所有するのは将来利益の現在価値で、単なる現在の利益ではない。だから現在価値を高める長期投資に反対しない。短期の好業績で株価が上昇するのは、投資家が目先の利益しか考えないからではなく、将来の好業績への期待から。落選で地位を失う政治家のほうが近視眼的だ。
Politicians Who Accuse Business Leaders of Being "Too Short-Term Focused" Have It Backwards - Foundation for Economic Education
グローバル化の恩恵
取引を通じて暮らしを良くしようとする人が増えたからといって、害を被る人は誰もいない。グローバル化と自由貿易には恩恵しかない。天然資源のない香港はほとんどすべての物資を輸入しなければならないが、社会問題を起こしてはいない。むしろ香港市民は繁栄を謳歌している。
When Conservatives Bemoan Globalization, They Embrace Victimhood | RealClearMarkets
ブラック企業は救命ボート
救命ボートに乗って海の真ん中で過ごしたいとは誰も思わない。飢え、暑さ、サメの群れ、見渡す限り島一つなく、狭苦しい舟の上。どう考えても海を楽しむ理想の方法ではない。だからといって救命ボートを廃止すべきだろうか。ブラック企業の廃止を唱えるのはそれと同じことだ。
"Sweatshops" Are Like Lifeboats for the Poor — Don't Sink Them | Mises Wire
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