医療版ウーバーが来る
Qured(キュアード)という人気のアプリを使えば、ロンドンの住民は2時間以内に医師を自宅まで呼べる。公営の医療サービスだと料金こそ無料だが、診察まで2週間も待たされる。昨年発売されたばかりにもかかわらず、3万人以上がダウンロードし、450人の医師が登録している。
An Uber-Like Service Might Help Patients Escape Britain’s Socialist Health System | Mises Wire
国営医療の教訓
1918年、ソ連は世界で初めて公的医療の終身提供を宣言し、憲法に「健康への権利」を定めた。市場競争の無駄をなくせば実現可能という。実際には不潔な病院に悪臭が立ち込め、猫がうろつき、職員は酔っ払い、石鹸にもこと欠いた。汚れた注射針から多くの人がエイズに感染した。
The Lesson of Soviet Medicine | Mises Institute
デンマークが豊かな理由
デンマークが豊かになったのは福祉国家になるより前、今から40-60年前のことだ。1960年代まで税収の対GDP比は米国と同水準で、英国より低かった。福祉政策を導入したから豊かになったのではない。逆にまず豊かになった後で、政府が富の一部を再分配する政策を始めたのである。
Paul Krugman Learns the Wrong Lesson from Denmark | Mises Wire
女性幹部が少ない理由
スウェーデン政府は夫婦に子育ての責任を分担させるため、所得税を引き上げ官営のデイケアを提供し、共働きを促した。労働市場で女性が急増したが、企業の幹部以上に昇進する例は少ない。女性の多くが選ぶ教育やヘルスケアの仕事は巨大な公的セクターに独占されているからだ。
https://mises.org/wire/why-scandinavia-isnt-exceptional
0 件のコメント:
コメントを投稿