仏経済学者モリナリは、政党を軍隊にたとえる。その唯一の目的は政権を取り、支持者に仕事と特権を分け与えることだ。犠牲を払うのはすべて納税者である。政治家は自分の個人的で短期の利益が、国民全体の長期の利益と調和するかどうか考えるどころではない。
仏経済学者モリナリは財産権を擁護し、こう論じた。社会主義者は財産権を撤廃しようとするが、それが正義と繁栄にどんな影響を及ぼすか理解していない。一方、保守主義者は財産権をどのように守ればよいか理解していない。
仏経済学者モリナリによれば、戦争で潤う政官軍エリートや軍事産業など支配階級のメンバーがよく組織されているのに対し、戦費を負う被支配階級はばらばらで組織立っていない。この状態が終わるのは、納税者と生産者が、支払いを強いられている多額の出費に気づくときだろう。
Molinari on the elites who benefited from the State of War (1899) - Online Library of Liberty
仏経済学者モリナリによれば、自由とは、独占と特権によって財産を奪われた人々の叫びである。自然の権利を暴力で抑圧された人々の熱望である。
Molinari on mankind’s never-ending struggle for liberty (1849) - Online Library of Liberty
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