2020-10-12

価値は主観

あらゆる人は価値観と好み、欲求と需要、時間目標がそれぞれ異なる。他人同士の欲求、嗜好、欲望、時間目標は足したり引いたりできない。ひとつの曲線にまとめてそれを消費者選好などと呼ぶこともできない。なぜなら経済的な価値観は個人の主観によって決まるからだ。

The Core of Austrian Theory | Mises Wire

商品の値段はその生産にかかった労働量で決まるという労働価値説は、誤っている。その一つの理由は、再生産可能な商品にしか当てはまらない点だ。たとえばゴッホの描いた絵やプレスリーの弾いたギターの値段を決めるには、まったく違う理論が必要になる。

A Critique of the Labor Theory of Value | Mises Wire

新しい貨幣が注入されると、最初に受け取った者がいつも得をする。手元の貨幣が増え、しかも商品の値段はまだ上がらないから、より多くの商品を買うことができる。貨幣が流通するうちに商品の値段は上がる。だから後から貨幣を受け取る者は、少しの商品しか買えなくなる。

Why "Price Stability" Policies Fail | Mises Wire

社会主義では私有が認められないから、主観的な価値判断に基づく市場価格は現れず、価格機構は損なわれる。起業家はもはや、消費者の欲求を満足させる有用性から生産手段を評価できない。未来を推測する有用な計算手段を失い、生産手段をうまく配置できなくなる。

Why We Need Entrpreneurs and Market Prices for a Healthy Economy | Mises Wire

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