2016年10月9日日曜日

〔翻訳〕科学の驚異、市場の驚異

*Donald J. Boudreaux, Science Needs Markets(科学には市場が必要)より抜粋。

科学の理解を深めることには賛成だ。しかし現代社会の繁栄が科学だけによってもたらされたと考えるのは、間違っている。この驚くべき繁栄には、私的所有権に基づく自由な市場(free, private-property markets)が欠かせない。

自由な市場は繁栄をもたらし、多くの人々が科学の研究に打ち込むことを可能にするだけではない。科学の知識を現実に役に立ち、多くの人が入手できる商品・サービスに変えるのに必要な企業家のエネルギー(entrepreneurial energies)を解き放ち、導く。

冷蔵庫やスマートフォンに組み込まれた優美な科学は理解し、称えるにふさわしい。しかし中央の指令を受けない資本主義の市場が日々発揮する不思議な力(daily magic)は、科学と同じくらい、理解と称賛に値する。

市場は世界中の何十億もの人々による生産の努力を絶え間なく調和させ、空前の巨大な生産力をもつ市場経済(market economy)をもたらす。市場経済だけが、科学を絶えず大衆に役立たせることができる。

科学者はしばしば、市場の驚くべき成果(stupendous achievements)を無視する。科学の専門知識があれば、経済の役割を正しく理解できると思い込む。それは誤りだし、最も非科学的な考えである。

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