2016年7月25日月曜日

〔翻訳〕クリントンとトランプは違わない

*Richard M. Ebeling, Clinton and Trump Embody Plunder and Paternalism(「クリントンとトランプは略奪と干渉主義を体現」)より抜粋。

クリントンとトランプの政治方針は同工異曲にすぎない。どちらもめざすのは経済に介入する福祉国家(interventionist-welfare state)。違う点といえば、異なる特別利害関係者やイデオロギー集団に取り入るところだけだ。

クリントンもトランプも、有権者にタダでさまざまな物をやると約束している。クリントンの場合は大学授業料(college tuition)の無料化ないし大幅補助。トランプの場合はメキシコ国境の壁。どちらも高給でグローバル経済の現実から守られる「仕事」を約束する。

クリントンとトランプの政策が違って見える部分も、その手段は同じだ。トランプは政府権力(governmental power)を使い、米国の脅威とみなした人々を締め出す。クリントンは政府権力を使い、人々を無理やり交流させる。どちらも、人々が市場で行った選択を罰する。

もし政府に富を再分配し社会・経済関係(social and marketplace relationships)を規制する権力がなければ、クリントンやトランプのような連中は政治の世界に入ってこないだろう。政治的な収奪という彼らの目的に利用できないからだ。

アメリカ建国(founding of the American Republic)をもたらした自由で自律的な個人という理念と理想。それにもっとふさわしい、人間の自由や平和で自主的な社会・経済関係のビジョンに向けた変革が始まるまで、クリントンやトランプのような政治候補者はいなくならないだろう。

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