プーチンの要求は極めて合理的である。彼はNATO加盟国の脱退を要求しているわけではない。常識的に考えれば、紛争ではなく、平和を促進することが米国の利益だ。ウクライナをロシアの影響から切り離せと、「カラー革命」を煽った人々は公言したが、愚かで危険な行為だった。(ジャック・マットロック)
米国の外交政策指導者50人(主にリアリスト派)は1997年、クリントン大統領に宛てて、NATOの東方拡大は「歴史的規模の誤り」だと書き送った。いわく、同盟国の安全保障を低下させ、欧州の安定を揺るがす。ロシアで改革派の勢力を弱め、冷戦後の和解全体を疑わせるだろう。(ジョン・シュワルツ)
ロシアの侵略は大罪だ。それでも米国民は問うべきだろう、米国はどうなのだと。弱い隣国に自国の意志を押し付けることを躊躇したことはない。キューバを貧困化させ、ベネズエラを飢えさせることに全力を注いでいる。一方で従順な独裁政権との協力を決してためらわなかった。(ダグ・バンドウ)
1兆5000億ドルのGDP(イタリアや米テキサス州より小さい)と600億ドルの軍事予算(米国の6%)しか持たないロシアが、かつてのロシア帝国やソビエト連邦を再興しようとしていると考えるのは馬鹿げている。米政府は近年、ロシアの全軍事予算を上回る軍事費を毎年増やしている。(シェルドン・リッチマン)
米国人は自分が守るべき社会的・政治的大義を自由に受け入れ、そのために戦うべきだが、それは自発的にできることだ。支配階級は今、この戦争を、ウクライナにおける彼らの事業の利益を支援するよう米国民に求めるだけでなく、このゲームに参加することを強要しているのだ。(ジョーダン・シャクテル)
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