経済制裁は正義の戦争とは正反対だ。兵士だけを巻き込む戦争から、民間人だけを巻き込む戦争に移行する。この絶滅主義的な政策は、国民と政府を同一視し、政府の犯罪に対し国民を罰するという考えの論理的帰結である。イラク人は存在せず、イラクという国家が存在するだけだ。(ジャスティン・レイモンド)
経済制裁の対象は政府ではなく、その国の国民である。経済が弱体化すれば、人々は自分たちが暮らす政権に反旗を翻すかもしれないという。イランでは1979年の革命以来、禁輸措置がとられているが、そのようなことは起こっていない。制裁は対象国だけでなく自国の経済も弱める。(マテウス・ヴィエイラ)
経済制裁の一般ロシア人に対する効果は絶大だ。購買力、所得、雇用に大きな影響を与え、多くのロシア人は生活水準の深刻な後退を被るだろう。ロシアの支配階級も影響を受けるだろうが、彼らは元から良い生活をしているから、全体としてははるかにましな暮らしができるだろう。(ライアン・マクメイケン)
トランプ前大統領がイラン核合意から離脱した後、EUは米国の経済制裁を回避しイランと貿易するため特別な支払いルートを設けた。経済制裁は長期で基軸通貨ドルを弱体化させる可能性がある。もし多くの国がドルを捨てればドルは暴落し、米国内でも経済的な混乱が生じるだろう。(マイケル・マハーレー )
全人類にとって最大の脅威は、誤った命令を下す権力者ではなく、その命令に自発的に従うことを選ぶ人々である。彼らは自分が正しいと思うことを単に行うのではなく、他人の意志に従う。正しいことをするために命令は必要ない。服従は間違ったことの共同作業につながるだけだ。(ゲイリー・バーネット)
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