米政府のコロナウイルス対策を受け、NYタイムズは「小さな政府の時代は終わった」と書いた。しかし連邦・州・地方の政府支出は1980年にGDPの32%で、2018年には37%。オバマ政権の経済対策で39%のピークをつけ、その後31%を下回ったことはない。新自由主義なんてどこにもない。
Never Let a Good Crisis Go to Waste | Mises Institute
中国政府のお粗末なコロナ対応は、管理主義、秘密主義、中央集権の弱点を明らかにした。中国経済では価値創造より政府とのコネが物を言い、事業の優先度を決める際に消費者の意向はほとんど無視される。金融緩和政策のせいで、生産力過剰な赤字の工場やゾンビ企業がはびこる。
The Chinese Regime Has Made China's Woes Much Worse | Mises Wire
米国で実施されたコロナ検査がこれまで国民100万人あたり23件なのに対し、韓国は同4000件以上だ。早期発見・隔離の効果で死亡率は0.7%にとどまる。2015年のMERS流行を教訓に改革を行い、非常時には民間で開発された検査方法を政府がほぼただちに認可できるようになっている。
Coronavirus Testing Delays Caused by Red Tape, Bureaucracy and Scorn for Private Companies | Cato Institute
米国でコロナ拡大に対し「パニックにならず冷静に」と呼びかけると、お堅い評論家から叩かれる。催しや会合を完全にやめさせることが本当に必要か。憲法違反ではないか。対策のコストは適正か。過剰反応ではないか。こんな疑問を口にしようものなら、怒りと嘲りの標的になる。
Coronavirus Panic: From Trillion-Dollar Paternalism to "Cash for Bunkers" | Mises Wire
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