2020-03-20

便乗値上げは悪くない

災害時の「便乗値上げ」を規制すれば、希少な資源は消費者の購入の意志ではなく、店舗への物理的近さなどに基づいて分配されることになる。ハリケーン時のガソリン価格規制に関する研究によれば、消費者が規制で節約した代金より、待ち時間などの見えないコストが大きかった。
Coronavirus Outbreak: Government Should Not Set Price Controls | National Review

新型コロナに良い点があるとしたら、現代経済の仕組みについてじっくり考えるきっかけになることだろう。経済の繁栄は、専門化した多数の労働者による、調和のとれた日々の活動が生み出す。富とは簡単に作れるものでも、どこかに永久保存されて分配を待っているものでもない。
The Top Economic Takeaway of the Coronavirus Panic – AIER

政府が経済に介入しないまともな世界では、経済の減速は自動修正される。個人が消費に慎重になり、その結果、企業の使える資本が増えるからだ。平時でさえ政府の介入が役に立たないなら、有事にはますます役に立たないのは明らかだ。経済における唯一の不安要因は政府である。
Look Inward Politicians, the Only Economic Insecurity Is Government | RealClearMarkets

マスクなどの高値転売が許せないなら、どのような基準で物を配分すればよいか。必要に応じて? 自分の子に水を分けるなら、それでいい。でも他人の必要の大きさはわかりにくい。水を手に入れるチャンスが、必要の大きさを信じてもらえるかどうか次第だとしたら、なおさらだ。
The Ethics of Price Gouging - Bleeding Heart Libertarians

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