リヒテンシュタインには11の村があり、それぞれ人口は400〜6000人である。村の自治権は強く、独自の法を制定し、税を課すことができる。各村には直接民主制が導入され、村民の5%の署名で住民投票が実施される。2003年の憲法改正で、すべての村に分離独立の権利が与えられた。
Why Liechtenstein Works: Self-Determination and Market Governance | Mises Wire
リヒテンシュタインは2度の世界大戦中、常備軍を持たない原則を貫いた。元首ヨーハン2世は第1次大戦中、オーストリア支援へ軍隊の復活を求める一部国民の圧力に抵抗した。強い親オーストリア世論やリヒテンシュタイン家とオーストリアの歴史的つながりからは驚くべきことだ。
Freedom and Prosperity in Liechtenstein: A Hoppean Analysis | Mises Institute
中世にフィレンツェとベニスが繁栄した当時、人口はそれぞれ7万人と11万5000人だけだった。海の交易路に恵まれ、小国のハンデを貿易で補った。現代のカリブ海の国バルバドスは人口30万人だが、経済は栄え、政治は安定し、子供はほぼ全員が高校まで卒業し、寿命は米国並みだ。
Is Iceland Too Small? An Icelander Says No. | Mises Institute
歴史上、小国が大国の侵略を防ぐためにとった手段は、一時的な連合や相互防衛である。たんに防衛条約・連盟・同盟を結ぶだけで、十分な抑止力になることもある。大国にとって多数の小国を征服するのは、ただでさえ難しい。小国が協力して自衛にあたれば、さらに手強いだろう。
Small Is Better: A Review of Human Scale Revisited | Mises Institute
0 件のコメント:
コメントを投稿