2020-03-04

キューバ医療の幻想

キューバの識字率は1950/53年から2000年までに26%上昇したとされる。だがパラグアイでは37%も上昇している。キューバの公式統計で平均余命は1960年から2017年までに25%伸びたという。しかしメキシコでは35%、ドミニカ共和国では43%、貧困に陥ったハイチですら51%伸びている。
Senator Sanders Is Wrong on Cuban Education and Healthcare | Cato @ Liberty

キューバではカストロが社会主義革命を起こす前から、医療制度は整っていた。貧困層は無料で治療を受けることもしばしばだった。最近では医療と余命の改善が乏しい。首都ハバナでは病院が文字どおり崩れ落ち、患者は必要品を持参することもある。枕もシーツも薬もないからだ。
No, Fidel Castro Didn't Improve Health Care or Education in Cuba - Foundation for Economic Education

米国における社会主義の典型は安全保障国家である。北朝鮮やキューバと同じく戦後の米国は安全保障国家だ。国防総省、CIA、国家安全保障局は官僚が運営し、自由経済とは無縁。社会主義国におなじみの侵略戦争、クーデター、暗殺の支援、拷問がまかり通るのも不思議ではない。
Socialism in America – The Future of Freedom Foundation

政治家は何もしないほうが良いときでさえ、積極的に行動したがる。人を幸福にする道筋に反して行動する動機がある。政府支出の拡大は、経済成長を阻害しようと、目立ちやすいから選ばれる。海外での軍事介入は、事態を悪化させるかもしれなくても、目立ちやすいから選ばれる。
Enough of this Idea of Presidential Greatness – AIER

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