最低賃金時給15ドルを求める労働運動「Fight for 15」に関する議論で経済の現実(economic reality)を知ってもらおうと、シンクタンクEPIは新たに4本のミニ・ドキュメンタリーを公開した。最低賃金の劇的な上昇の犠牲者を描いている。
カリフォルニア州サクラメント(Sacramento)の書店は、同州が予定する時給15ドルへの最低賃金引き上げによるコスト増加を吸収できず、閉店せざるをえなくなった。
同じくカリフォルニア州サンフェルナンド(San Fernando)の衣料品メーカーは、最低賃金引き上げ計画を受け、同州を去り、ネバダ州に引っ越す。
ニューヨーク市ブルックリン(Brooklyn)のレストランも、閉店せざるをえなくなった。最低賃金引き上げでコストが増えるが、メニューを値上げしてお客に転嫁することができない。お客はブルーカラー労働者だ。
カリフォルニア州オークランド(Oakland)の託児所はやむなく、従業員を減らし、勤務時間を短くした。無料の送迎サービスも縮小した。最低賃金の引き上げに伴いコストが増えたからだ。
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