佐藤優講演録(1)ピケティが読めないのは、数学のせいではない
佐藤さんによれば、マルクス主義者の河上肇ですら言わなかった国家による再分配を、ピケティは主張。究極的には国家の廃絶をめざしたマルクスがピケティを読んだら激怒するかもしれません。
教員数の削減は、逆行している
民間なら市場の需要に応じて人数を調整できるのに、政府はできません。教員にとっても子供やその親にとっても不幸でしかありません。
大阪都構想、老人だけが反対して改革が頓挫したことが判明
国民全体でまとまって政府の国家福祉体制に反対しなければならないときに、世代間の感情的対立を煽る人たち。政府を喜ばせるだけです。
日本犯罪の件数・検挙率を調べた
市場原理主義の猛威が社会を無茶苦茶にしたはずなのに、犯罪は減っていますね。おかしいぞおかしいぞ!
外国人客:3割増加臨時ボーナス出るほどニッポン下支え
高級品人気にはバブルの危うさも感じますが、政府から押しつけられる日本人同士の「きずな」より、自由な商取引を通じて他国人とのつながりが深まるのは良いことです。
財務省が「国立大の授業料」の値上げを提案!私立大近くまで引上げ
教育サービスの内容にかかわらずほぼ一律にしか授業料を設定できない以上、さまざまな不満が生じるのは当然です。政府と教育を切り離さない限り問題は解決しません。
都市のスラム化をどうやって止めるか
安価な賃貸住宅の供給は大切ですが、それを政府が補助すれば住宅市場がゆがみます。インフラ整備が政府の仕事というのは幻想です。鉄道も電力ももともと民間事業だったのですから。
Nobel Winner’s Math Is Showing S&P 500 Unhinged From Reality
史上最高値を連日更新する米国株。しかし株価が企業の実体価値からかけ離れていると懸念する声もあります。
ノーベル賞経済学者ジェームズ・トービンが考案した投資指標に、「Qレシオ」があります。株価を1株あたり実質純資産(純資産に含み資産を加えたもの)で割った値をいいます。株価がその裏づけとなる企業の実質資産に対しどれくらい割高・割安かをみる指標です。
ブルームバーグの報道によれば、現在の米国株はQレシオでみて適正値より10%割高とのことです。インターネット・バブル、大恐慌直前の1929年を除けば、Qレシオがこれほど高くなったことはないそうです。リスクへの備えを怠るべきではないでしょう。
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