2017年2月27日月曜日

保護貿易論者に5つの問い

Daniel J. Mitchell, 5 Questions to Ask Your Protectionist Friends(5つの質問を保護主義の友人にしてみよう)より抜粋。

知っていただろうか、米製造業の雇用減少の原因は生産性の向上(productivity growth)で、貿易ではないことを。製造業で雇用は減り続けているが、生産高は過去最高だ。生産性の改善により、少ない労働者で多くの生産が可能になった。これは世界現象だ。

知っていただろうか、貿易の自由度(trade openness)と国の繁栄には強い相関関係があることを。自由貿易政策をとる国ほど、1人あたりの経済生産高は大きい。

知っていただろうか、輸入企業を苦しめれば、輸出企業も必ず苦しむことを。大手多国籍企業(multinational firms)の多くは大量の国際貿易を行っている。つまり大手輸入企業であると同時に、大手輸出企業でもある。

知っていただろうか、保護主義は消費者に多大な損失(enormous losses)をこうむらせ、差し引きでみれば雇用を破壊することを。保護貿易によって雇用が救われても、一方で雇用が失われたり生まれなくなったりして、帳消しになる。

知っていただろうか、経済学者はほぼ全員一致で、貿易障壁(trade barriers)が繁栄を損なうとみていることを。経済学者に意見の合う問題はないと冗談の種にされるが、保護主義が誤っていることについては、ほとんど全員が同意する。

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