2017年2月24日金曜日

〔翻訳〕ベーシックインカムは福祉より悪質

Bryan Caplan, UBI Is Even Worse Than Welfare(ベーシックインカムは福祉より悪質)より抜粋。

国民に一律に現金を給付するベーシックインカム(Universal Basic Income)は、現状の福祉制度より悪質である。実のところ、福祉国家に対する基本的な4つの批判がすべて、よりいっそう当てはまる。

(1) 慈善の強制はどれも不公正だが、ある種のものはその度合いが特に大きい。貧困家庭(poor families)の子供や重度障碍者など自助努力のできない人を助けるためならまだいい。あらゆる人を助けるよう強制するのは、正当化できない。

(2) ベーシックインカムは慈善の強制の中でも特に無駄が多い。自助努力のできない少数の人々を助けるのに費用は多くかからない。あらゆる市民に無条件で補助金(grant)を与えれば、巨額の資金を費やす。

(3) ベーシックインカムはおそらく現状の福祉政策よりも、人々に悪い誘因(worse incentives)を与える。労働・貯蓄意欲の喪失という福祉国家の悪影響が全国民に広がるだろう。給付財源の確保のため増税すれば、意欲喪失はさらにひどくなるだろう。

(4) そこそこのベーシックインカムでも、常識外れな費用がかかるだろう。1人当たり最低年1万ドル(約113万円)必要との声が多い。かりに3分の1のフラット課税でも、4人家族で年12万ドル(約1354万円)稼ぐまで実質無税になる。これは絵に描いた餅(pie in the sky)だ。

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