2017年2月17日金曜日

〔翻訳〕自由主義的なイスラム教

S. Hammad Haider, Libertarian Islam(自由主義的なイスラム教)より抜粋。

イスラム教徒の自由主義は歴史に深く根ざしている。アメリカ建国の父の一人、ジェファーソン(Thomas Jefferson)はコーランを所蔵し、自由な社会はイスラム教徒を排除しないと哲学者ロックの言葉を引用し説明した。

イスラム教徒には世俗主義の豊かな伝統がある。その創始者はイスラム哲学者のイブン・ルシュド(Ibn Rushd)だ。彼は著作で、国家と宗教の分離を正当とする理由を述べた。

預言者ムハンマドは13年間軍務に服したが、敵の攻撃に反撃するだけだったという。ある研究者によると、「ジハード(Jihad=聖戦)」という言葉には多くの意味があるが、軍事の文脈では「自衛戦争」を意味する。

イスラム国(IS)を率いるスンニ派イスラム教徒は、同派の教義を原理主義的に解釈し、自らの野望に利用している。この解釈はムハンマドの死後起こった背教戦争やスンニ派思想家イブン・タイミーヤ(Ibn Taymiyah)、アブドゥル・ワッハーブ(Abdul Wahab)の著作に起源を持つ。

自由主義的なイスラム教という表現は、スンニ派教義の暴力的解釈の下では矛盾語法である。しかしどの大宗教にも、暴力的な解釈と平和的な解釈の歴史がある。イスラム教徒が非攻撃原則(Non-aggression principle=NAP)をその根本原理とする意味はますます大きい。

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