ノーベル平和賞を受けたアウンサンスーチー氏はミャンマーの国家顧問時代、イスラム系住民ロヒンギャの虐殺を放置し、国際司法裁判所でミャンマー政府と軍を擁護した。米国がなぜ聞いたこともない国のそんな女性を権力にとどめるために手間暇かけるのか、国民は戸惑うだろう。
レジームチェンジ(体制転換)はうまくいかない。攻撃にさらされやすい、貧しく罪のない人々を殺し、傷つける。イラクのフセインやリビアのカダフィのように米国の敵は時に悲惨な最期を迎えるかもしれない。しかし米政府によって「解放」されたとき、いつも苦しむのは市民だ。
米国が州の分離独立で分裂したら、世界で中国やロシアの影響力が強まり、侵略されるだろうか。米国が分裂しても、軍事的防衛のために同盟を結ばないと考える理由はない。新しいアメリカ民族国家のどこかひとつが攻撃されれば、すべての民族国家への攻撃とみなされるだろう。
アヘン戦争当時、中国のGDPは英国よりずっと大きかったが、英国は中国を敗った。冷戦時にソ連は人口で米国を上回り、領土も3倍あったが、1990年に事実上敗北した。人口や経済規模の相対的に小さな国は、むしろ戦争で強いことが多い。生産力、組織力、富の力で優位だからだ。
>>翻訳@時事
0 件のコメント:
コメントを投稿