2017年1月19日木曜日

ベーシックインカムがもたらす貧困

Nathan Keeble, The Dangers of a "Universal Basic Income"(ベーシックインカムの危険)より抜粋。

ベーシックインカムは、労働意欲を失わせるという福祉政策につきものの問題をなくしはしない。累進課税(progressive taxation)で必要な原資を賄えば、稼いだ人ほど財産の多くの割合を取り上げられ、働く意欲をなくす。

正常な市場では、消費者が求めない商品の生産者はすみやかに生産をやめ、生産的な分野(productive areas)に力を入れる。しかしベーシックインカムは、価値のあるものを作った人のお金で、価値の低い生産活動を続けさせる。

市場で富を得るには、価値を生まなければならない。物を買うお金を稼ぐには、何か他の物(something else)を作らなければならない。ベーシックインカムのような福祉政策は違う。価値を生んだ人から稼いだお金を取り上げ、生まなかった人に与える。

企業家が顧客の需要に応えなくてよくなると、顧客は選択肢の量が減り、質が悪化する。つまり広範囲な福祉政策(overall welfare)は、自由な市場経済に比べ、人々を貧しくする。

まず富を創造して初めて、それを分配できる。政治によって生産的でない仕事が奨励されると、富を生み出せず、政府の計画立案者(government planners)は富をばらまきたくてもばらまくことができない。

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