2020-07-30

財政赤字の害悪

財政赤字は深刻な経済問題を引き起こす。お金の量を増やして埋め合わせれば、お金の価値を損なう。増税や国債でまかなえば、貴重な貯蓄を生産的な民間投資から無駄な政府事業に振り向けることになる。
Murray N. Rothbard, Making Economic Sense

財政赤字を心配するのは正しい。ところが残念なことに、多くの人は間違った解決法を提案する。増税だ。財政赤字を増税で解決しようとするのは、気管支炎の人を治すのに銃で撃つのと変わらない。そんな「治療」は病気よりはるかに害が大きい。正しい解決法は財政支出の削減だ。
Murray N. Rothbard, Making Economic Sense

パーキンソンの法則が言うとおり、政府の支出の額は収入の額に達するまで膨張する。政府は収入が増えても、それ以上に支出を増やし、結局、財政赤字の比率は元のままにとどまる。
Murray N. Rothbard, Making Economic Sense

コンピューターメーカーは製品の値下がりにもかかわらず成功している。生産コストが下がり、生産性が向上しているからだ。それどころか、コストと価格の下落のおかげで、大衆消費者を取り込み、ダイナミックな成長ができた。「デフレ」はこの業界に何の危害も及ぼしていない。
Murray N. Rothbard, Making Economic Sense

Ludwig von Mises Institute
発売日 : 2011-07-14

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