2016年12月14日水曜日

〔翻訳〕政府は思考の反面教師

Jeffrey Tucker, 5 Ways To Think Like a State(政府のような5つの思考法)より抜粋。

どの政府機関にもみられる誤った思考法(way of thinking)の特徴は何だろうか。どうすれば政府のように考えられるか、探ってみよう。

(1)知るべきことは何でも承知していると思い込む。社会は決まった仕組みで動き、予定どおりの結果になると考える。物事にはつながりがあることを知らず、歴史は展開次第で予想外の結果(unexpected results)に至ることを知らない。

(2)勝利に導くのは強制だと思い込む。国家主義思考の特徴で、一番露骨なのは戦時だ。反乱軍には「衝撃と畏怖」(shock and awe)で対抗しろ。ダメなら戦車だ、大砲だ、情宣だ、増派だ。手荒なほど抑止力になると信じているらしい。

(3)意見が違う者は必ず裏切り者や反逆者になると思い込む。政府の考えでは、良い市民には二種類しかない。奴隷(serf)かおべっか使い(sycophant)だ。それ以外は反逆者として監視されるか、売国奴として滅ぼされなければならない。

(4)思想より物質の世界が重要だと思い込む。政府の特徴は、物的財産に対する支配である。物を愛するあまり、壮大でいかめしい官庁を建て、巨大な記念碑(monuments)を造る。しかし結局、人の心は支配できない。

(5)許可なしに計画変更を認めない。政府は社会秩序(social order)の最終形を知っており、それは強制によって達成でき、想定外の事態はありえない。だとすれば、予定外の変化が起こらないようにするのが一番ということになる。

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