Brittany Hunter, What the Wage Equality Crusaders Don't Understand
(男女同一賃金論者が理解していないこと)
男女同一賃金論者にとって残念なことに、データを詳しく調べると、そこで見つかるのは必ずしも賃金格差ではなく、より正しくは「選好」格差( “preference” gap)というべきものだ。それが存在する理由は性別ではなく、個人的な選択である。
経済学者クラウディア・ゴールディン(Claudia Goldin)によれば、キャリア開発の初期段階では、同じ分野で働く男女の間に実質的な賃金格差はない。 ほぼ同じ履歴と知性の男女の同僚を比較したところ、賃金格差は1%未満しかなかった。
しかし時間が経つにつれ、働く女性の一部が結婚して子供を持つと、賃金格差は最終的に広がった。女性が子供の世話(caregiving)に多くの責任を負うよう決めると、高い賃金を得る機会よりも融通のきく勤務形態を重視するようになった。
子供の世話に責任を持つ女性の多くは、より多くの責任と勤務時間を意味する昇進を求める代わりに、より低い賃金を受け入れることにした。仕事場の外で、より多くの時間を過ごせるという利点(benefit)があるからだ。
これは女性社員の雇い主が、女性であることを理由に価値の低い仕事を割り当てたことを意味しない。女性社員の多くにとって、融通のきく勤務形態は高い給与や責任よりも価値があることを示す。それは選択と人間の行動(human action)の現れである。
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