次より抜粋。
Tim Worstall, What Warren Buffett Gets Wrong about Capitalism
(資本主義に関するバフェット氏の間違い)
ウォーレン・バフェット氏は、投資会社3Gキャピタルと共同で行った米食品大手クラフト・ハインツ(Kraft Heinz)の買収が解雇、失業、合理化につながったことに言及し、それは単に資本主義のやり方だと述べた。しかしバフェット氏は間違っている。
人減らしは資本主義特有の方法ではない。あらゆる経済を機能させる方法である。共産主義、社会主義、社会民主主義、資本主義のいずれであっても、経済は生産過程への投入量(inputs to a process)を節約する。それこそが人々を豊かにする。
バフェット氏が続けて述べた、「1人当たりの生産量(output per capita)が増えると人々の生活はより良くなる」という主張は正しい。しかしそれも資本主義に限った話ではない。
人間の労働は希少な資源(scarce resource)である。それを経済的に使用することが、人々を豊かにする。もし100人で100個の製品を作っていたら、生産性を上げて100人で200個作るようにすれば、誰もが1人につき1個の製品分、豊かになる。
労働の節約こそが文明(civilization)を可能にする。これは資本主義に限った話ではない。あらゆる経済制度は、生産への投入量を減らすため絶えず努力する。 労働の節約によって既存の製品や新しい製品の生産が増え、人々は豊かになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿