次より抜粋。
Eileen L. Wittig, Dickens Knew Taxes Started the French Revolution
(ディケンズは税金がフランス革命を起こすと知っていた)
フランス革命の背景には政治、宗教、羨望、その他多くの要因があった。しかし火を付けたのはもっと原始的なことである。飢え(hunger)だ。飢えの原因は飢饉ではなく、財政である。市民のお金が宮殿の建造と維持に使われてしまったのだ。
ディケンズ(Dickens)は小説『二都物語』で、革命のほんの数年前のフランスについてこう書いた。「貧困の原因は物不足ではない。政府、教会、領主などに支払う税だった。地方税、国税、あちこちで税を払わなければならなかった」
私たちの多くは重税で餓死するほどではないが、稼ぐよりはるかに少ない資本(capital)で生きている。税金を払っているのに道路には穴があき、街灯はお粗末だ。むしろ道路は税率の高い州ほど貧弱で、税率の低い州ほど良好である。
収入(earnings)の75%とか60%とかではなく、100%、せめて95%が手元に残れば、何ができるか、どれだけ投資や寄付ができるか、考えてみてほしい。18世紀フランスの人々が収入を取っておけたら、飢えずに済んだだろう。
私たちがフランスの革命家たちのように税金についてはっきり理解すれば、減税や基礎控除額の引き上げ、そして理想的には税金の廃止をもっと強く主張するようになるだろう。もちろん平和的な手段によってである。ギロチン(Guillotines)はいらない。
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