短期の副反応が多く発生したからといって、必ずしもメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンが命にかかわることを意味するわけではない。しかし臨床試験で人々に重い副反応が生じた事実は、強い免疫反応を起こす恐れがあることを示す。原因が脂質ナノ粒子か、mRNA自体か、何か他の理由かは別として。(ジャーナリスト、アレックス・ベレンソン)
長期の臨床試験データがない以上、副反応の報告は、新型コロナワクチンに生じうる問題を見つける最善にしておそらく唯一の手段だ。ワクチン有害事象登録システム(VAERS)のデータベースには、既往症のない相対的に若い人が接種後まもなく死亡した例が含まれている。たとえばテキサス州の51歳の女性だ。(同)
副反応報告にある女性の死は、単なる偶然かもしれない。接種しなくても亡くなっていたかもしれない。他の似た例もやはり偶然なのかもしれない。だが少なくとも真剣な調査には値するだろう。ところが米疾病対策センター(CDC)は「ワクチンが患者の死因となった証拠はない」と型通りの声明で片付ける。(同)
米国の多くの州は、陽性判定から30日または60日以内の死亡をすべてコロナによる死と分類する。何の症状もなく、撃たれて死んでもだ。しかしワクチンの場合、医療専門家は死とのどんな関係も過少評価しようとする。ソーシャルメディアは投稿や動画を躍起になって規制する。(同)
アストラゼネカ製ワクチンに関する欧州での副反応報告は、米国でのファイザー、モデルナ製品の重い副反応の一部に似ている。血小板減少症や血栓症だ。欧州のデータベースによると、今年3月中旬時点でファイザーはアストラゼネカより副反応報告が多く、死亡や心臓死も多い。(同)
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