現代において、お金は中央銀行によって無から生み出され、非生産的な活動を促す。非生産的な活動で実物資産の蓄積は消費されるばかりで、増えることはない。ちょうど偽金造りが物を買うと、その商品の需要を支えることになるのと同じだ。偽金が増えると、商品の需要も増える。
Printing Money at a "Constant" or "Stable" Rate Won't Prevent Boom-Bust Cycles | Mises Wire
中央銀行による通貨供給は、無価値なものを価値あるものと交換するのと同じで、経済成長に必要な実物資産の蓄積を枯渇させる。1930年代に大恐慌が起こったのは、1920年〜24年の米連銀による金融緩和で、実物資産の蓄積が失われたからだ。緩和が不十分だったせいではない。
A Drop in the Money Supply Was Not the Cause of the Great Depression | Mises Wire
中央銀行が金融を緩和すると、一時の好景気が起きる。実物資産の蓄積が、富の作り手から、自由な市場では助長されない非生産的な活動へと向かうからだ。中央銀行が引き締めに転じると、この流れが止まる。好景気を終わらせるのは中央銀行であり、何か不思議な要因ではない。
How Easy Money Creates the Boom-Bust Cycle | Mises Wire
バブル経済にはいつも物価高を伴うとは限らない。もしも商品の増加率が通貨供給量の増加率と同じなら、物価は変化しないだろう。重要なのはバブルが物価高を起こすかどうかではない。バブルが非生産的な活動を活発にし、富の作り手から実物資産を奪ってしまうことだ。
Why Asset Bubbles Involve So Much More Than Just Rising Prices | Mises Wire
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