英政治家リチャード・コブデンは穀物法の撤廃で自由貿易の確立に成功した後、反戦・反帝国主義の主張のせいで、議会でしだいに孤立した。彼は英国によるビルマ併合に反対し、大英帝国はいつの日か、過去のあらゆる帝国と同じく、「帝国の犯罪」ゆえに罰されるだろうと論じた。
Cobden argues that the British Empire will inevitably suffer retribution for its violence and injustice (1853) - Online Library of Liberty
英政治家コブデンによれば、英国で奴隷反対運動が起こる前、国民は奴隷貿易を支持し、高い収益性を誇った。同様に、国民は自国の利益を強いるために世界中で軍隊を使い、将軍たちの像を熱心に建て、ほめ称える。平和を実現するには、こうした戦争の精神を和らげる必要がある。
Cobden on the complicity of the British people in supporting war (1852) - Online Library of Liberty
バルト三国のソ連からの独立、チェコとスロバキアの分離、スロベニアのユーゴスラビアからの独立はいずれも実現した際、流血はきわめて限られた。チェコ人によるスロバキア人の虐殺もその逆も起こらなかった。それらの事実を無視して、国の分離独立は戦争を招くと非難される。
Nationalism as National Liberation: Lessons from the End of the Cold War | Mises Wire
アイルランド社会は有史以来、17世紀に至るまで無政府の原則で運営された。刑法と不法行為法に本質的な違いはなく、処罰は被害の修復が主眼で、賠償は国家ではなく被害者に支払われた。法の執行は保証と担保を通じ行われ、無法者は最終的には社会から追放され、保護を失った。
Reflections on Legal Polycentrism | Mises Institute
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