規制側も理解できない規制
EUの個人情報保護新ルール、GDPRを遵守しようにも、新興企業はそれを理解できる法務チームさえないし、多大な時間を費やして複雑きわまる情報を丹念に調べなければならない。あまりに複雑で、規制当局自身ですら規制を守らせる自信がない。新ルールの理解は不可能なようだ。
Data Privacy at a Price – Plain Text
規制の説明責任
もし政府が何もしなかったら教育、健康、福祉、安全、環境はどうなるかと詰め寄る人々がいる。それに答える責任は、政策を強制する政府の側にある。政治家や官僚は誰も、自分たちの命令で市場による解決を妨げた結果についてまともに語らない。よくて夢物語、ときには悪夢だ。
What Would Happen If Government Didn’t Handle That?
家賃規制の害悪
経済学者は家賃規制が有害との見方で一致する。ノーベル経済学賞を受賞した左派のミュルダールによれば「勇気と先見性のない政府による、おそらく最もお粗末な政策例の一つ」であり、社会主義者のリンドベックによれば「空爆を除き、都市を破壊する最も効果的な技術」である。
Rent Control and Inclusionary Housing Policies are Self-Interested and Harmful: News: The Independent Institute
ナッジの落とし穴
行動経済学に基づくナッジ(小さな誘導)政策によって、政府の思うように消費者行動を「是正」できるとは限らない。ニューヨーク市は住民の喫煙を減らそうとひどく重いタバコ税をかけたが、値上げしてもタバコをやめない喫煙者が多く、タバコ代の負担を増やすだけに終わった。
Nudging: Should We Be Wary of the Latest Fad in Behavioral Economics? - Foundation for Economic Education
0 件のコメント:
コメントを投稿