2024-10-12

民主主義と自由は違う

大統領が皇帝になれるなら、国民は良い大統領を期待できない。「これだけの権力を誰に託すべきか」と問うのではなく、「どの政治家にどれだけの権力を託すことができるのか」と問うべきだ。問題はどの政党が手綱を握るかではなく、国民が政府に鎖でつながれるかどうかだ。
The Mirage of Honest Government | Mises Institute [LINK]
今日、民主主義を君主制よりも高く評価するのが一般的だが、評価の尺度が自由である場合には疑わしい。経済的・政治的な自由は、選挙権から当然に生じるものではない。自由は私有財産の保護に関わるもので、国家の規模や権力とは反比例の関係にあると考えるべきだ。
Why Democracy Has Such Staying Power | Mises Institute [LINK]

民主主義を支持する人々は、市民は投票権があるから、何らかの形で支配者だと主張する。この論理に従えば、民主主義国では権利侵害は起こらない。市民から財産を盗むことはすべて同意されたものだからだ。市民には国家から独立して存在する権利があるから、これは誤りである。
Democracy Is Not the Same Thing as Freedom | Mises Institute [LINK]

民主主義での権力追求は近視眼的な行動をもたらす。議員は再選の可能性にとらわれ、短期の利益と有権者へのアピールを最大化しようとする。寄生虫のような政治家がケインズ経済学を好むのはそのためだろう。長期の視点と分別ある統治が犠牲になり、近視眼的な意思決定が続く。
Unmasking Democracy: A Moral Virtue or a Flawed Tool? | Mises Institute [LINK]

指導者が国を私的に所有し、その地位に長年とどまる安心感を抱いている場合、富を確実に収奪する供給源となるように、国の富を維持しようとする。民主的政府では、個人は将来の地位について保証がないため、ガチョウが金の卵を産まなくなる前に、できる限り収奪しようとする。
The Right Is Wrong to Pursue Term Limits | Mises Institute [LINK]

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