2024-10-09

ケインズ主義のおとぎ話

ケインズの思想は中央銀行や政府機関の弁明書であり脚本である。金融業界や経済学者の思考にも浸透している。その核心は、経済を動かしているのは財と消費に対する需要であり、必要であれば「刺激」することができるというものだ。景気後退は消費と需要の不足の結果だという。
The Keynesian Multiplier Fairy Tale | Mises Institute [LINK]
ケインズ主義的な景気刺激策によって、政府が拡大した。景気悪化を財政赤字の拡大によって支えたことで、景気循環の変動性が高まった。量的緩和とゼロ金利によって人為的に支援されたゾンビ企業が生まれた。その結果、中長期では経済に大きな非効率が生じることになった。
Massive State Economic Intervention Has Led to This Point | Mises Institute [LINK]

経済は消費によって繁栄への道を切り開くことができると教える経済学者たちがいる。しかし、ケインズの奇跡は実現しない。石はパンにはならない。だがどんな議論も経験も、政府支出や信用拡大による救済を信じる人々のほとんど宗教的な熱狂を揺るがすことはできないだろう。
Stones into Bread: The Keynesian Miracle | Mises Institute [LINK]

ケインズ主義政策によって、政府は累進課税で直接収奪し、新たなマネーを生み出し、支出し、投資を指示し、消費に影響を及ぼす。政府は全権を掌握し、個人はなすすべもなく、くびきの下敷きにされる。これは完全に誤った理論を実行に移すために、支払うよう求められる代償だ。
Spotlight on Keynesian Economics | Mises Institute [LINK]

通貨供給量を拡大する経済的理由はない。お金は他の商品と同じく需要と供給のルールに従うが、ある重要な点で異なる。使ってもなくならないという点だ。リンゴを使う(消費する)となくなるが、お金を使っても使い尽くされることはない。使う前も後も、ドルはまったく同じだ。
Do We Need 3% Inflation? Economic Growth and Deflation | Mises Institute [LINK]

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