英雄とされる英首相チャーチルは1940年にすでに事実上終結していた戦争を再開し、ドイツ軍の侵攻の脅威がほとんどなかったにもかかわらず、市民爆撃で攻撃を続けた。ドイツの都市への恐怖の爆撃は、最終的に約60万人の市民の命を奪い、約80万人に重傷を負わせた。
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"Winston Churchill was a Man of Blood and a politico without principle, whose apotheosis serves to corrupt every standard of honesty and morality in politics and history.” | @NewmanJ_Rhttps://t.co/UxGF8EITzO
— Mises Institute (@mises) September 5, 2024
チャーチルには主義主張がなかったが、一つだけ不変のものは戦争への愛だった。1925年に「人類の歴史は戦争である」と書いている。古典的自由主義の基本、とりわけ人類の真の歴史は協力と分業の拡大であり、戦争ではなく平和こそが万物の父であることを理解しなかった。
Rethinking Churchill | Mises Institute [LINK]
ある意味で、英首相を務めたチャーチルが「世紀の人」に選ばれるのは妥当なことだろう。20世紀は国家の世紀であり、福祉・戦争国家が台頭し、肥大化した世紀であったが、チャーチルは徹頭徹尾、国家の人であり、福祉国家の人であり、戦争国家の人であった。
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チャーチルは英国における福祉国家の立役者の一人であった。近代福祉国家は1880年代にビスマルク率いるドイツで始まった。英国では1908年発足のアスキス内閣で、財務相のロイド・ジョージ、通商相のチャーチルがドイツを訪問し、ビスマルク型の社会保険制度に改宗した。
How Churchill Built the Welfare State in Britain | Mises Institute [LINK]
チャーチルは英労働党を全体主義者と評したが、戦後の福祉国家の基礎を築いたベヴァリッジ報告を受け入れたのはチャーチル自身だった。経済学者ミーゼスがいうように、英国の社会主義はアトリー労働党政権の成果ではなく、チャーチル戦争内閣の成果だった。
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