2016年9月13日火曜日

〔翻訳〕マルクスの嘘(5)

Requiem for Marx (LvMI) (English Edition)
Requiem for Marx (LvMI) (English Edition)

*Yuri N. Maltsev, ed., Requiem for Marx(『マルクスへの鎮魂歌』)より抜粋。

かりに社会主義制度が機能するとしても、資本主義より生産力が高いと考える理由は何なのか。マルクスは社会主義についてわずかなこと(a few lines)しか書かなかった。社会主義の生産性が高いというのは、単なる断定にすぎない。

生産力の向上が続いたとしても、自由市場には独占が生まれる一般的な傾向があるとはいえない。大規模な企業が小規模な企業(smaller firms)より明らかに効率的で、他を駆逐する場合はある。だが「大きいほど効率的」という経済の一般法則はない。

資本主義が周期的に不況に襲われるとしても、それだけで根本的に欠陥があるとはいえない。不況を好む人は少ないが、それは経済制度の負の側面(negative aspect)にすぎない。不況が悪い結果を招くとしても、だから資本主義が崩壊するとはいえない。

資本主義は将来、独占企業の支配が避けられないというマルクスの主張はまゆつばである。したがって、独占によって不況が悪化する(worsening depressions)という議論もあやしい。

もし人々ができるだけ多様な商品やサービスを手に入れたいと望むのなら、資本主義を採用すべきである。自由主義経済(free enterprise economy)を強制するつもりはない。だがもし繁栄を望むのなら、選択肢は明らかである。

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