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2026-03-22

共和党はタカ派のまま

There Is No GOP 'Civil War' Over Iran... - The Ron Paul Institute for Peace & Prosperity [LINK]

【海外記事紹介】この記事は、トランプ大統領がイスラエルのためにイランとの戦争に踏み切ったことを受け、共和党内で「内戦」が起きているという見方を真っ向から否定しています。国家情報局のジョー・ケント氏が信念に基づき辞任したことや、マスコミによる現状分析の多くは、トランプ氏の決定が意外なものであり、党内に回復不能な亀裂を生むという前提に立っています。しかし、カーデン氏は、今の共和党は冷戦終結後から続く、イスラエルのネタニヤフ首相やメディア王マードック氏の影響下にある組織そのものであると指摘します。

過去数年間にわたり、アメリカの主要メディアは、ウクライナ支援やNATO離脱問題を巡って共和党内で「MAGAの分裂」や「内戦」が起きていると報じてきました。しかし、現在イランを巡って起きていることは、党内の内紛ではなく、共和党を実際に支配している勢力が再び主導権を握ったに過ぎません。ここで重要なのは、共和党の一般有権者と、議会や大統領を動かす党装置をコントロールしている人々は別物であるという点です。2024年の共和党への主要献金者を見ると、イスラエルの右派政権を支持する資産家たちが数億ドル規模の寄付を行っており、資金面での支配構造は明白です。

議会に目を向けても、反対勢力は極めて限定的です。下院外交委員会のブライアン・マスト委員長や下院軍事委員会のマイク・ロジャース委員長をはじめ、上院の国防・外交関連のトップ、さらにはジョン・スーン院内総務にいたるまで、一貫してイスラエルの覇権を支持するタカ派で占められています。メディアにおいても、反戦や抑制を唱える声はYouTubeやポッドキャストの世界には存在するものの、トランプ大統領に対しては、伝統的なタカ派メディアであるフォックス・ニュースの論客などの方が、はるかに強い影響力を持っているのが実態です。

そもそも、トランプ氏の第一期政権を振り返れば、シリアの不法占拠やサウジアラビアによるイエメン攻撃への加担など、その行動は常に強硬でした。彼が試みた撤退工作などの穏健な政策は、自らが任命したタカ派のアドバイザーや党幹部によってことごとく骨抜きにされてきました。「アメリカ・ファースト」を掲げながら、ジョン・ボルトン氏やマルコ・ルビオ氏のような人物を重用してきた矛盾が、現在のイラン戦争という形で露呈したのです。この記事は、今回の事態が突発的な分裂ではなく、共和党が本来持っている権力構造への回帰、すなわち「平均への回帰」であると結論づけています。

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