2017年5月9日火曜日

欧州ポピュリズムの正体

次より抜粋。
Iain Murray, European Populism Is Really Nationalist Conservatism
(欧州のポピュリズムの正体は国家主義的保守主義)

欧州におけるポピュリズムの台頭は、実際には、ハイエク(F.A. Hayek)が1960年のエッセイ「なぜ私は保守主義者でないのか」で警告したような、国家主義的保守主義の復活である。

欧州の保守主義は、米国の保守主義とは性質が異なる。米国では守られるべき伝統は自由である(英国も程度は違うが同じことが言える)。大陸欧州では、伝統とは暗黒の国家主義(darker form of nationalism)である。

国家主義的保守主義には、ハイエクが指摘した欠点がある。「保守主義はしばしば社会主義と妥協し、そのお株を奪ってきた」。欧州の保守主義は公然と大きな政府(big government)を主張しており、それが自身の崩壊につながるだろう。

欧州の保守派が政府権力を掌握し、経済の力(economic forces)を無視するにつれ、各国が直面する問題は収まるよりむしろ激化するだろう。

国家主義(少なくとも地域主義)と調和するようなハイエク的自由主義が、今日の欧州政治における唯一の希望だろう。しかし欧州の自由主義諸国指導者たち(liberal leaders)の関心が問題解決より英国の懲罰にあるようでは、光明は見えない。

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