2017年5月2日火曜日

圧力だけでは解決できない

次より抜粋。
Nile Bowie, Trump’s foreign policy after 100 days: Tweeting with bombs?
(トランプ、就任100日後の外交政策)

トランプ米大統領は、ホワイトハウスにわざわざ全上院議員を招いて対北朝鮮政策(North Korea policy)に関し説明した。だが最大の圧力と関与を伴うその政策は、過去の政権が示そうとしなかった柔軟性がない限り、目標を達することはできない。

第一に、北朝鮮の世界市場への関与は非常に限られ、経済制裁(economic sanctions)の効果は期待できない。同国への制裁はすでに世界一厳しく、それでもなお穏やかな経済成長を遂げている。上層部は折に触れ、制裁には準備できているとほのめかしてきた。

第二に、北朝鮮の核開発を平和裏にやめさせる交渉の実現可能性はきわめて低い。北朝鮮はイラクのフセイン(Saddam Hussein)、リビアのカダフィ(Muammar Gaddafi)の過ちに学び、核抑止力を放棄しないだろう。核兵器は安全保障と国威の象徴の両方で重要な役割を果たす。

オバマ政権(Obama administration)は、非核化の約束を前提として北朝鮮と対話した。当然このやり方は失敗し、北朝鮮は核兵器の開発を進めた。トランプの関与政策が彼独特の傲慢なものだとすれば、成功はない。

北朝鮮は朝鮮戦争を正式に終結させる平和条約の締結と、侵攻の予行演習とみなす米韓共同軍事演習の一時停止と引き換えに、核開発とミサイル実験を凍結する意思を何度も表明している。見る限り、これが唯一の軟着陸(soft landing)だろう。

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