2017年3月29日水曜日

キャピタルゲイン課税の蛮行

Drew Armstrong, The Medieval Geniuses Who Invented Carried Interest and the Modern Barbarians Who Want to Tax It(中世の天才は成功報酬を発明し、現代の野蛮人はそれに課税したがる)より抜粋。

中世ベネチアで考案されたコレガンツァ(colleganza)とは、世界初の共同出資会社の一つである。投資家が仕入れと用船の資金を出し、商人が航海に出て商品を売り、外国製品を買って戻ってベネチアで売る。利益は契約に従い投資家と商人で分ける。

責任と報酬を分かち合うことで、ベネチア市民の多くが貿易で財を成すようになった。コレガンツァの仕組みがなければ、ベネチアの成功はなく、人々は階級制度(class system)に縛られたままだったろう。富は働けば手に入れられるようになった。

ベネチアの商人と同じく、今の米国企業もリスクを取る投資家がいなければ成長が止まるだろう。スタートアップ企業(start-up businesses)への投資はリスクが高い。過去百年以上、そのリスクはキャピタルゲインや成功報酬への軽い課税で相殺されてきた。

政府には成功報酬に普通の所得として課税を考える人々がいるが、それはおかしい。ベネチアの投資家(Venetian investors)のように、投資家は利益を得るまでに何年も待たされ、損をすることもある。キャピタルゲイン課税の税率が低ければリスクを取る意欲が強まる。

キャピタルゲイン課税の税率を一般の所得税並みに引き上げるのでなく、どちらの税率も下げなければならない。そうすれば投資家は米国企業に対する出資の意欲(incentive)が高まり、あらゆる人々に、より多くの雇用と富を生み出すだろう。

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