完全なる幸福
人間が完璧な状態に到達することはない。空想上のユートピアでは改善に向け努力する理由はもはやない。すべての人々が完全に幸福だからだ。ユートピア思想家は、幸福とは何か、不幸とは何かについて人々が自分と異なる意見をもつかもしれないとは、つゆほども頭に浮かばない。
There Is No End to History, No Perfect Existence | Mises Institute
重商主義の逆襲
19世紀には世界で自由貿易が進展し、国家が貿易を管理する重商主義は過去のものになつたかと思はれた。ところがその後、流れは逆転し、250年前に逆戻りした。社会主義、ファシズム、ナチズムといふ現代全体主義の政策は、多くの点において重商主義の思想と実践の復活である。
Economic Nationalism: From Mercantilism to World War II | Mises Institute
民主主義は刹那主義
民主主義の下では、権力層は短期利益を求める略奪者となる。選挙で選ばれた政治家は王と違つて、国の資本を子孫に残す動機がないから、課税や国債で消費し尽くさうとする。バラマキ政策で票を買はう。どうせツケが回るのはやめた後さ。今買つて支払いは後、それが民主主義だ。
The Free Lunch Is Over | Mises Institute
反資本主義の嘘
世界の国を資本主義の発達した順に4グループに分けると、最上位は平均実質所得が最下位の6倍もある。平均寿命は14年長く、乳児死亡率は6分の1と低い。政治的・市民的自由、性の平等度、幸福度も大きい。デモやメディアで資本主義批判が流行してゐるが、その主張に根拠はない。
Anti-capitalism: trendy but wrong — Institute of Economic Affairs
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