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2026-04-07

イランは主導権を握れ

Iran Will Win the War Unless Iran Follows Putin’s Script - LewRockwell [LINK]

【海外記事より】アメリカの元財務次官補ポール・クレイグ・ロバーツ氏による、現在のイラン情勢とロシアのウクライナにおける動向を比較・分析した論評をご紹介します。著者は、ロシアのプーチン大統領がウクライナでの紛争において、決定的な勝利を避けて長引かせる「手ぬるい」戦い方を選択したことが、結果として西側の介入を招き、ロシアの威信を低下させたと批判しています。本来数日で制圧できたはずの地域に数年を費やす姿を見せたことで、ロシアは「張子の虎」と見なされるようになり、周辺国からのさらなる挑発を誘発していると指摘しています。

このロシアの失敗の本質は、敵対勢力に対して「善人」であろうとし、常に相手に主導権を渡して後手に回る「タイ・フォー・タット(しっぺ返し)」の戦略に固執した点にあると著者は説きます。そして今、イランもまた、このプーチン大統領と同じ過ちを繰り返そうとしていることに強い懸念を表明しています。イランは自国の存亡をかけた戦いの中にありながら、アメリカやイスラエルによる先制攻撃を許し、指導部や重要な資源を失うまで行動を起こさない受動的な姿勢をとり続けてきました。

著者は、交渉によって平和が得られるという幻想を捨て、国家の存続を脅かす敵に対しては自ら主導権を握り、徹底的に戦う姿勢が必要であると主張しています。トランプ大統領が最後通牒の期限を48時間に短縮するなど、事態が緊迫する中で、イランが依然として攻撃を待つだけの姿勢を貫くのか、あるいは自ら動いて局面を変えるのかが問われています。ロシアが最新の防空システムをイランに提供せず、ただ事態を監視するに留まっている現状において、イランが「プーチン流の脚本」に従い続けるならば、その先に勝利はないというのが著者の冷徹な分析です。世界の覇権を目指す勢力を断念させない限り、最終的には核戦争に至る危険性があるとして、強い警鐘を鳴らして締めくくっています。

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