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2026-04-06

イスラエル国民の選択

The Non-Zionist Israeli Population Could Save the Day - LewRockwell [LINK]

【海外記事より】元米財務次官補のポール・クレイグ・ロバーツ氏は、トランプ大統領が4月1日に放ったイランへの最後通牒を「エイプリルフールの冗談」のような空言であると切り捨てています。アメリカ憲法では宣戦布告の権限は議会にありますが、歴代政権はなし崩し的にその制約を回避してきました。しかし、今回のイランへの軍事行動はこれまでのケースとは異なります。世論調査ではアメリカ国民の57%がイスラエルに対して否定的な見解を示しており、トランプ氏が進める対イラン戦争やネタニヤフ政権の戦争を支持していません。民主党内でも親イスラエルロビー団体であるAIPAC(エイパック、アメリカ・イスラエル公共問題委員会)への批判が高まっており、イスラエルへの軍事援助に条件を付ける動きが加速しています。

現在のイスラエルにおいて、ネタニヤフ首相率いる政権の得票率はわずか23.41%に過ぎません。彼は政権維持のために、「ナイル川からパキスタンまで」を領土とする「大イスラエル」を熱烈に信奉する極右勢力と組まざるを得ない状況にあります。これまでイスラエル国民がこうしたシオニズムの過激なアジェンダを容認してきたのは、実害がなかったからです。しかし今や、誇り高き防空システム「アイアンドーム」はイランのミサイルによって突破され、アメリカのレーダー網も破壊されました。イランは核兵器を使わずとも、ディモナの原子力施設を攻撃するだけでイスラエル全土に放射能を拡散させる能力を誇示しています。

トランプ氏は、議会が戦争の正当性を拒絶し、政治的に敗北することを恐れています。彼が戦線から離脱すれば、アメリカの資金や武器、外交的保護を失ったイスラエルは防衛手段を失います。汚職で起訴されているネタニヤフ首相は今秋に選挙を控えていますが、シオニズムがもたらす重い代償を初めて突きつけられたイスラエル国民が、再び彼を支持する保証はありません。ロバーツ氏は、イスラエル国民が「大イスラエル」という野望が自国の安全を損なうものであると気づき、現在の国境で満足するという決断を下す可能性に言及しています。

中東に平和をもたらす唯一の道は、イスラエルの破滅か、あるいは非シオニストの国民が好戦的な勢力から主導権を取り戻し、拡張主義を拒否する政府を樹立することです。イスラエルの人々が自らシオニズムのアジェンダを放棄し、現実的な生存の道を選択できるかどうかが、今後の焦点となります。アメリカ国内での支持が揺らぎ、軍事的な優位性も失われつつある今、イスラエル国民による選択こそが、この危機の解決策になり得るとロバーツ氏は分析しています。

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