2020-03-10

監視社会のコスト

エドワード・スノーデン氏が暴露したように、米国家安全保障局(NSA) は米国民の電話通話に関するメタデータ(通話開始時刻、通話時間、電話番号)を収集している。2015年から2019年には1億ドルもの税金を費やしたにもかかわらず、役に立つ情報はほとんど提供できなかった。
The Costs of Spying - The Atlantic

ジニ係数など所得の不平等を測る尺度の多くは、特定の時点を対象としており、個人の人生における所得の変化を調べない。上位1%の金持ちに関する議論は、所得が一生変わらないことを暗黙の前提としている。地位で所得が決まる封建社会はそうでも、市場経済には当てはまらない。
Decrying Income Inequality Is a Tactic to Gain More Power for Government – AIER

NY市は3月1日からスーパーなどでプラ製レジ袋の提供を禁止した。だがプラ製のレジ袋や包みが市のゴミ全体に占める割合は1%弱でしかないし、プラスチックのごく一部にすぎない。5セントで買う紙袋は4回使わないとプラより環境負荷が軽くならないのに、たいてい使い捨てられる。
The Useless Ban the Useful - LewRockwell

警察の言い分によれば、街中に多数のカメラを設置し、車のナンバーを読み取ることで誘拐、車泥棒、テロ、殺人容疑者などに対応できるという。たしかに市民の安全は良いことだ。しかしそのコストはいくらなのか。個人の自由はどれだけ犠牲になるのか。憲法に脅威とならないか。
Big Brother grows alarmingly bigger - Washington Times

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